2010年02月25日

津田沼10−08

由香
 じいさん、最近は、話が少なくなってきましたね。

 寒くて、体が動かんのじゃ。早く暖かくなってほしいのう。
由香
 何か、津田沼の話題はありませんか。

 津田沼名木百選第36番でも、選定しておくかなあ。
由香
 花木ですか。

 東漸寺(とうぜんじ)の左腕じゃ。
由香
 東漸寺に腕があるんですか。お寺ですよ。生き物じゃあありませんよ。

 東漸寺の山門の右に駐車場ができたろう。その横の小道を入って行くんじゃ。
由香
 車一台やっと入れるかどうかの、細い道ですね。駐車場の入口がある道ですね。

 その細道をずずっと、奥に入っていくと、東漸寺の敷地が高くなっていて、段差があるじゃろう。そこから左腕が、力自慢をしているかのように、にょきっと出ている。
由香
 そういえば、1本の木が、擁壁のコンクリートからにょきっと出ていますね。まるで力こぶを見せているかのように。あれが東漸寺の左腕ですか。何の木ですか。

 イヌガヤじゃ。
由香
 カヤって、最高級の将棋盤や碁盤をつくる材料でしょう。

 カヤは、そうじゃが、イヌガヤは、役に立つ木ではない。カヤは30mの大木になるが、イヌガヤは5mがせいぜいじゃ。将棋盤は作れない。
由香
 たしか、イヌがつくと役に立たない木という意味でしたね。イヌマキ、イヌシデ、イヌツゲなどが聞いたことのある名前ですね。

 コンクリートの擁壁の間から横に出ている木が30mになったら危険じゃろう。5mが限度のイヌガヤじゃこそ、生き残っているんじゃ。
由香
 図鑑で見ると、カヤの葉とそっくりなんでイヌガヤというんですね。カヤの実は食べられますが、イヌガヤの実は食べられないそうです。やっぱりイヌですね。

 お寺さんは、生き物を大事にするのか、このイヌガヤを切らずに、腕のような姿で生かしている。これ以上、大木にならないから生き残った。人生、何が幸いするかわからない。人間万事塞翁が馬という教訓のような木じゃよ。
由香
 カヤの葉は、針のようにとがっていて、痛いそうですが、イヌガヤはぜんぜん痛くないそうです。
 それでは、東漸寺の左腕のイヌガヤを津田沼名木百選第36番といたしましょう。

posted by 絢 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

津田沼10−07

由香
 じいさん、白鳥製薬の裏路地の木について質問が入っていますよ。

 白鳥製薬は、白鳥與惣左衛門家の家業じゃな。江戸時代、津田沼は久々田(くぐた)と呼ばれ、名主の役を持ち回りでやっていたらしい。植草重右衛門家とか、この白鳥家が名主をやっていたらしい。
由香
 そうすると、江戸時代からの、津田沼の名家というわけですね。

 江戸時代から、久々田を代表する資産家であったようじゃ。
由香
 そうすると、白鳥與惣左衛門家の敷地が、現在の白鳥製薬の敷地になっているんですね。

 明治時代は、資産家だけが税金を支払っていたが、記録によれば、白鳥與惣左衛門家が、久々田では、ダントツの税金を払っていた。明治時代になっても、津田沼を代表する資産家だったようじゃ。
由香
 いつから製薬会社になったんですか。

 大正時代になって、お茶から天然カフェインを抽出することに成功した。大正5年に白鳥製薬所を創立し、白鳥與惣左衛門が初代社長に就任している。
由香
 天然カフェインを抽出したあとの、お茶っ葉はどうしたんですか。

 お茶っ葉を山のように積み上げていたんで、茶カス山と呼ばれた。それが、現在の久々田公園だといわれている。
由香
 そうすると白鳥與惣左衛門家の敷地の大部分が、製薬会社として使われたんで、今は、裏路地に面した方に創業家一族の家と、樹木が残っているんですね。

 樹木の間に、古い倉庫か蔵のようなものが見えているじゃろう。築50年以上経っていれば、登録有形文化財になるような建物じゃ。古老の話では、数十年前までは、立派な古建築群が建っていたそうじゃが、今では、なくなってしまった。
由香
 現在、本社は茜浜に移っていますから、創業の地は研究所になっているんですね。

 白鳥製薬としては、この地を市に買い取ってほしいと頼んでいるそうじゃが、習志野市も財政が苦しくて、買うことができないそうじゃ。
由香
 ホームページを見ると、現在年商50億円で、従業員が150人と出ていますよ。

 江戸時代、明治大正昭和、そして、平成になっても、津田沼を代表する企業ということで、稀有な家柄と言っていいんじゃなかろうか。
由香
 初代の名市長、白鳥義三郎も、白鳥與惣左衛門家から出た人ですよね。
 ほかに、白鳥與惣左衛門家の敷地で、言っておくことはありませんか。

 鋸屋根の工場として、きわめて珍しいといえるよ。
由香
 ノコギリ屋根って、なんですか。

 白鳥製薬の入口から北側に道路を歩いて行くと、建物がノコギリの歯のようにギザギザ形になっている。これは採光をよくするために、昔の織物工場などで、使われた屋根の形じゃ。こうした木造の鋸屋根の工場は、今では極めて珍しく、築50年以上経っていれば、すぐに登録有形文化財になるよ。
由香
 群馬県の桐生市は、鋸屋根の町で売り出そうとしていると聞いたことがありますよ。

 製薬会社の鋸屋根工場となれば、きわめて珍しいから、ぜひ保存してほしいと思っておる。
由香
 津田沼小学校の円形校舎は、すでに登録有形文化財としての要件を満たしているのに、建て替えられるそうですが、白鳥製薬の木造鋸屋根工場は、残してほしいですね。建物ごと、習志野歴史資料館にすればいいのに。郵便局あとに建てる必要ありませんよ。

 白鳥製薬が、鋸屋根工場と倉庫群を歴史資料館にするという条件をつけて、市に敷地を寄贈してくれるとうれしいんじゃが。
由香
 なんとかなりませんかねえ。

 3月に、あんば様のお祭りがある。そのときに、一般の人も、御神輿と一緒に、敷地内に入れるよ。
 工場内の見学もさせてほしいもんじゃなあ。

posted by 絢 at 16:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

津田沼10−06

由香
 じいさん、寒いですね。

 寒い。こんな寒い冬は、久しぶりだなあ。
由香
 何か津田沼の話題はありませんか。

 町全体が凍えているようで、話題もないよ。
由香
 このあいだ、津田沼小学校の前に東都観光のバスが2台、止っていましたね。

 ああ、あれは6年生が、国会見学に出かけたんじゃ。
由香
 東京見学みたいなものですね。それにしても、今は、私立中学受験の真っ最中でしょう。こんな時期に行くんですね。

 受験も終わりじゃろう。卒業前の、最後の遠足というところかなあ。
 18日には、お別れ音楽会が、たしか習志野文化ホールで開かれるんじゃなかろうか。
由香
 それで、6年生はすべての行事が終わって、あとは卒業式ということですね。

 音楽会といえば、谷津小学校が、管弦楽で、またまたまた全国第1位になったそうじゃなあ。
由香
 谷津小学校はすごいですよね。全国三冠だそうですよ。

 どういう三冠じゃ。
由香
 全国学校合奏コンクール全国大会、小学校の部、最優秀賞。
 TBSこども音楽コンクール、合奏の部と重奏の部で文部大臣奨励賞。
 なにしろ、全国学校合奏コンクールでは、7年連続、17度目の最優秀賞だそうですよ。

 すごい実績じゃなあ。
 昔は、軍都といわれ、軍隊がいっぱいあった町が、習志野高校の甲子園2度優勝、全国高校サッカー優勝で、スポーツの町になり、谷津小学校、市立五中、習志野高校の管弦楽、吹奏楽の全国優勝で、いつのまにか音楽の町なってしまったなあ。
由香
 子供を楽器演奏家にしたければ、谷津小学校、スポーツ少年にしたければ、津田沼小学校に入校させるといいんじゃないんでしょうか。

 サッカーでは現日本代表の玉田、野球では、掛布(阪神)、谷沢(中日)、福浦(ロッテ)、など多数の選手を輩出し、ゴルフでも村口史子、ボクシングは前世界ファザー級王者、粟生、水泳ではオリンピック金メダリストの鈴木大地が出た。
 習志野市の学校は、すごいなあ。
由香
 今年1月27日に、谷津小学校が表彰された全てを書いておきましょう。
@ 日本教育音楽協会会長賞
A 内閣総理大臣賞
B 文部科学大臣奨励賞
C 日本放送協会会長賞
D ヤマハ賞
E 千葉県音楽振興協議会賞
F 千葉県吹奏楽連盟賞「指揮者賞」
G 習志野市長賞
H 習志野市議会議長賞
I 伊藤楽器賞

 すごいもんじゃのう。

 

posted by 絢 at 18:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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