鷺沼温泉がコーヒー風呂ってどういうことですか。
爺
入ってみればわかるじゃろう。お湯が、まるでアメリカンコーヒーのような色をしているではないか。
由香
そういえば思い出しました。濃い茶色のお湯でしたね。あれがラジウム温泉の色なんですか。
爺
全国のラジウム温泉の色を調べると、赤茶濁色、濃い黄土色、赤さび色、黒湯と書かれたものがある。
由香
コーヒー色なんてかっこいい言い方は、爺さんだけなんじゃないんですか。
爺
わしもそう思っていたんじゃよ。ところが、同じ千葉県の富津市にある、ラジウム温泉旅館の紹介文に、こう書いてあった、「 家庭的な小さな宿です。こちらの温泉は、コーヒー色をしたとてもやわらかい、よく温まるお湯です。 」
由香
爺さんより先に、「コーヒー色」を使った人がいたんですね。
爺
千葉県のラジウム温泉は、コーヒー色で統一した方が、カッコいいんではなかろうか。そこで一句浮かんだぞ。
由香
俳句ですか。
爺
ラジウムの 鷺沼温泉 コーヒー色
由香
それって、季語が入ってないんじゃないですか。字余りだし。
俳句の才能、ないと思いますよ。
爺
習志野カルタに入れてくれ。
今度からは、ラジウム温泉に漬かるのが
ちょっと楽しくなりそうです。